2016年2月14日日曜日

汎用旋盤の刃物台送りネジ修理完了

先日から愛用の汎用旋盤の刃物台の送りネジがちびてガタガタになっていたのを直そうとして悪戦苦闘していたのですが、本日やっと修理が完了したので、その様子をアップしました。
これが愛機のワシノLPT-35です。
上の画像が元の送りネジです。
12mmのピッチ3の特殊な送りネジです。
雌ネジはほとんどネジがない状態で,雄ねじも真ん中あたりがかなりちびていますね。
とりあえず最初は、真鍮製のメスネジを作ってしまおうとして材料を削り出し、タップを作って台形ネジのタップ切りに挑戦したのですが、最後はタップが折れて心も折れた、、、というところでそのままになっていました。
あれからいろいろと考えて作戦変更です。
まず、12mmのピッチ3の送りネジが手に入らなかったので、ここは思い切って、送りネジを14mmに変更してしまおうと考えました。
14mmならピッチ3のネジが普通にモノタロウで手に入るので、それを選択、雌ネジと一緒に発注しました。上の画像が送られてきた台形ネジのセットです。

さてここからが大変です。上の画像の元の送りネジの形に加工していかなければ当然のことながら使えません。ネジ部分は当然大きくなるのですが、端部の加工はきっちりと寸法を合わせないといけません。雌ネジも一体物で作ってあったものを2つの部品を結合する形にしなければいけませんのでそれなりの形にしていきます。

まずは雌ネジの加工からです。
フライスで上下に平たい面を作ります。
こんな感じに
止め穴にささる20mm径の棒も削り出し、面出しした雌ネジにのせてみたところです。これを溶接して一体物にすれば右の元の部品とおなじ機能をはたせます。ようはネジを切ることができないので溶接して一つの部品にしてしまうという作戦です。ということで雌ネジの材料は溶接することを考えて鉄製にしたというわけです。
そして溶接して一体物にしたのがこちらです。この形にすれば元の部品と同じように使えます。
今度は手で持っている部品と同じ形をめざして末端を慎重に削り出しましょう。旋盤にはさんで加工していきます。
けっこう上手く加工出来ました。
ネジは10mm×0.75なのでダイスがなかったので直接旋盤でネジを切りました。
ネジ切りバイトは適当に自作した物です。
あとはこのバラした部品を組み上げたら完成です。


こんな感じで、、
やっと完成です。^^/
これでずっと気になって他のことに集中することができなかったのがなくなり安心していろいろとできます。
試し削りも問題なく、ネジの遊びがなくなって非常に快適に作業が出来るようになりました。






2016年2月6日土曜日

X2フライス盤ベルトドライブ化 完了

やっとベルトドライブ化に成功しました。
モーターを回してみましたが、プーリーの比率も丁度良かったようで、力も十分出ていました。モーターマウントは5mmのアクリル板で作りましたが、全く問題ありませんでした。これならレーザー加工機で面倒な穴あけも自動で出来ますので、簡単でいいですね。

穴位置やらなにやらの変更で、なんだかんだでモーターマウントは4枚目です。
動画を載せておきました。




このX2は後ろのラックギヤを一番上まで上げるという改造がしてありますので、かなり上までヘッドがあがります。
懐が深いので、かなりの高さのモノが加工できます。


ついでにY方向のキリコガードが破れてえらいことになっていたので、そこも直しちゃいましょう。
ガードをはずして
クリアファイルがあったのでこれでいけそうな気がしたので合わせてみると、なんと丁度いいではありませんか。
ネジをはめる穴位置もなぜかピッタリ^^
反対も合わせて止めたら出来上がりでした。
動かしても問題なく移動してくれます。
ただ、熱い切粉が飛んだら溶けちゃうかもね、、、、

2016年2月5日金曜日

昨日の続きで、X2の改造

昨日に引き続いてX2の改造をしています。
主軸側のプーリーの材料がなかったのでブビンガで作ってみました。木製です^^;
たぶんこれで使えると
思います^_^

こんな感じで、、、、
手でモーターを持ってプーリーを回してみましたが、ナントカ回るみたいです。

モーターのマウントを作らないといけないのですが、いい材料がないのでとりあえず厚めのアクリル板をレーザー加工機で加工して使ってみようと思います。

こんな感じで切ってみましたが、マウントのネジが干渉するのでもう一枚違う物を作りました。実際にはそちらを使っています。写真を撮り損ねてしまいましたので、、、
ベルトを調整する時のネジの締め込みがなんかきびしいなあ、、、
こんな感じですが、使えるかなあ、、、?

2016年2月4日木曜日

久しぶりにX2フライス盤の改良にかかります!

汎用旋盤の刃物台の送りネジにタップを立てようと悪戦苦闘していたのですが、やっと上手い方法を考えて順調にキレ始めた所で、タップがポッキリと折れてしまい、一気にヤル気も折れてしまったので、前から調子の悪かったX2の改良に取り掛かることにしました。
X2特有の変則ギヤが欠けたのですーー:
例によって、ネットで流行りのベルト駆動に改造することにします。
まずは、ヘッド部の分解からです。


とりあえずモーター部分のギヤを外して、中をすっきりとさせます。
変則ギヤの所は、ダイレクトに主軸を回すことになるので、そのままでいきます。
とりあえず今日はモーター部分のベルトプーリーをアルミから削り出します。
切り取ってモーターの軸にはめてみます。
モーター軸径が10mmなので普通に10mm径のドリルで穴をあけてみるとなんと、見事にぴったりでした。じつにしっくりです。
今日はここまでです。明日は主軸用の大きなプーリーを削り出す予定ですが、材料が、、、、、


タップが折れた!

な、なんてことーーーー!!焼きの入れすぎ?
せっかく苦労して作ったのに、、、
ちょっと焼きがきつめに入ってしまったようで、、
横着して焼戻しをしなかったのが、いけなかったのでしょうね。

2016年2月3日水曜日

ブログタイトルを変更しました。

今日は、思い切ってブログのタイトルを変更しました。
自分自身があまりにも適当に生活していて、その日その日にやることがきまぐれすぎるので、ブログのタイトルに違和感を感じてきます。この際思い切ってタイトルを変更しちゃいましょう^^;
というわけです。
まあ、、旋樹堂という名前は変えずにおきますので、検索には問題ないかと^^;;;

そんなわけで、これからも宜しくお願いいたします。m--m

台形ネジタップ製作! その2

昨日作った台形ねじタップですが、結局どんなに頑張っても切れませんでした。しかたがないので、今度はタップの形状を変えてみようと考えました。ねじの山を小さくして、先端を尖り気味にしておけば、切れてくれるのでは、との安易な考えです。いったん抵抗を少なくして、切ってから昨日のタップでさらえ直そうという魂胆ですーーーー;
どちらにしても、この送りねじは12mm径でピッチが3なので、市販でも売っていません。どうしても作るしかないのでしょうね。
山を尖らせるために普通の60度バイトで切り始めた所、バッキリと先端が欠けてしまいました。仕方なく先端チップを交換して、切りました。

どうでしょう。写真の写りが悪くてよくわかりませんね。
まあ、昨日と同じような感じで、先端にテーパーをつけて、サイドにサンダーで切り込みを入れます。
こんな感じです。一見普通のネジですね。

で、、、
切ってみましたが、、、
やっぱりきついです、、。
真鍮が少しでも柔らかくなれば、と焼きなましをしたので、真鍮が真っ黒です^^;
ああ、、、あんまり意味なかったなあ、、、、、、、
うーん、これはもう最後の手しかないなあ!



2016年2月1日月曜日

台形ネジ用タップを作ってみた。

台形ネジタップに挑戦してみました。
昨日作った刃物台の送りネジの雌側を切るためにタップを作るしかないということで、とりあえず挑戦してみました。
とりあえず送りネジと同じネジにするためにネジ山に合わせたバイトを作ります。
バイトができたら早速ネジ切りにはいります。
とりあえずこんな感じで、、
サイドに切れ目を入れます。
先端にテーパーをつければなんとなくタップに見えますね。
バーナーで炙って
焼きを入れます。
切れるかな?

え、えぐい!
切れない!
これは、あかんね##
真鍮だからなんとかなるかと思ったけど
きついわー
、、、、、